①結納とは・・・

結納とは婚約をした証として両家で金品を取り交わし、
婚約のお祝いをする伝統的な儀式です。

関東式や関西式など地域によって違いがありますので、
二人の出身地の慣習を把握し、両家の納得がいく結納を行いましょう。


●正式結納と略式結納

本来結納とは仲人が両家を往復して結納品を運ぶのが正式なスタイルです。
しかし、最近では仲人をたてない略式なものの方が一般的です。
最近ではホテルや式場に結納プランを実施しているところもありますので、
それを利用してみるのもいいかもしれません。

結納品の意味も知っておこう。

①目録
品目や数量を書いたもの

②熨斗（のし）、長熨斗（ながのし）
あわびを蒸し、叩いて薄くのばした「のしあわび」

③金包（きんぽう）
結納金と結納返しのこと。

④勝男武士（かつおぶし）
そのままの鰹節のこと。

⑤寿留女（するめ）
日持ちがするスルメイカのこと。

⑥子生婦（こんぶ）
強力な生命力をもつこんぶ。

⑦友白髪（ともしらが）
長生きしますようにと白髪の代わりに白い麻ひも。

⑧末広（すえひろ）
無地の白扇のこと。

⑨家内喜多留（やなぎだる）
本来はお酒だが最近では酒肴料として現金を包む。